放課後の校舎で世代間交流
トワイライトスクールの実施
トワイライトスクールとは、放課後の小学校校舎を利用し、放課後に行き場がない児童に遊びや学びの活動、世代間交流などの提供を通し、地域が協力し合って児童を見守る取り組みです。
私が市会議員になる前のこと。ある寒い日の夕暮れ時のことでした。ある団地を訪問した時のことです。小学生低学年の女の子が一人、ドアの外でぽつんと立っていたんです。
「どうしたの?」と、私は聞きました。するとその子は「お母さんが帰ってこないから、待ってるの」と、寂しそうに言いました。
ご両親が共働きのご家庭だったんでしょう。このような子どもの受け入れ先は、当時は学童保育しか選択肢がありませんでした。しかし学童保育は、保育所が学校から離れている場合が多く、また料金も高額なので、児童にとって、また保護者にとってもたいへんでした。
「夜まで一人ぼっちになる児童が、放課後も安心して過ごせる環境づくりが必要だ」。私は委員会等で何度となく訴えましたが、事態はなかなか進展しません。
そこで、独自にいろいろと調べ、放課後の空き校舎を有効利用し、同様の事業を実施している他都市を視察しました。教員のOBが運営委員となり、放課後の教室で、子どもの面倒を見ている。その中で地域交流や体験学習などを行い、大きな効果を生みだしていました。
私はさっそく意見をまとめ、公明党市議団として「名古屋市でもトワイライトスクールを」と提案。折しもその時、市長選に立候補していた松原市長もトワイライトスクールを公約として発表しました。
そうして動き出したトワイライトスクールは急速な広がりを見せ、瑞穂区では平成18年度中に全校実施が実現。名古屋市内では平成20年度中に全校実施となる予定です。
小学生が放課後、学年をこえて一緒に遊び、また地域の大人と交わります。そんな中で、子どもには安心感が、また大人には、子どもを守るという使命感が芽生えます。トワイライトスクールは地域の心をつなぐ世代間の架け橋として、大きな期待を集めています。


